チェダーチーズ

チェダーチーズの歴史

 元来はイングランドのサマセット州チェダーで作られていたが、今日では世界中で生産されている。少なくとも1170年には作られていた歴史がある。

チェダーチーズの特徴

 牛乳を原料とするセミハードタイプのチーズ。チェダリングという特徴的な工程を持つ。チェダーチーズは最も一般的なチーズの1つであり、ゴーダチーズと並びプロセスチーズの主な原料となっている。
 チェダーチーズは、本来淡い黄色(オフホワイト)をしているが、オレンジ色に着色されることもある。着色にはアナトー色素が使われることが多い。このアナトー色素は植物天然由来なので、健康に害はない。一般に着色されたものをレッド・チェダー、着色されていないものをホワイト・チェダー(アメリカではアーモンド・チェダーとも)と呼ぶ。
 味は、はっきりとしていて刺激が強い。

 『チェダー』と呼ばれるチーズは、生産方法によって大きく2つに分けられている。

①アルチザナル・チーズ
 伝統的な職人が手掛ける。時とともに複雑で強い味わいを深めていく。
②インダストリアル・チーズ
 安価に大量生産される。食品添加物によって味の強調がなされている。