マスカルポーネ

◆マスカルポーネの歴史

　イタリア原産のクリームチーズ。マスカポーネ、マスケルポーネともいう。
　フレッシュチーズで、もとはロンバルディア州の冬期の特産であったが、現在はイタリア全土で生産されている。

◆ マスカルポーネの特徴

　乳脂肪分が80％前後で天然の甘みがあり、固めに泡立てた生クリームに似る。また、酸味や塩分が少ないことからリゾットなどの料理やお菓子にも使われるほか、ゴルゴンゾーラなどの塩分の強いブルーチーズを食べる際に混ぜ合わせることも多い。以上の特徴から、味の薄いクラッカーやパンに添えて食べる用途には向かないが、このことを知らずに購入してしまう人も多く、注意が必要である。
　日本ではティラミスの材料として一躍有名になった。
　※高級なものはパルミジャーノ・レッジャーノやグラナ・パダーノといったチーズの製造過程で出た乳脂肪を使用する。