リコッタ

リコッタの歴史

 南イタリア原産フレッシュチーズ。再び(ri)煮た(cotta)という意味のとおり、チーズの製造過程で生じたホエーを煮詰めて作ったもの

リコッタの特徴

 元々は羊乳を原料とするチーズを作った時に出たホエーを使っていたので、イタリアでは羊乳製山羊乳製、水牛乳製など色々あるが、日本に輸入されるものはクリームを添加した牛乳製がほとんどを占める。
 蒸気をホエーに通して蛋白質を浮かび上がらせ、その凝固物をチーズ・クロスに包むという生成過程から、蛋白質チーズと呼ばれることもある。
 乳糖が多く、脂肪分が少ないのでほんのり甘くさっぱりとしていて、裏ごしした豆腐のような食感をもつ。そのまま食べたり、サラダやパスタなどの料理に使ったり、チーズケーキなどの菓子にも使われる。