ゴルゴンゾーラ

ゴルゴンゾーラの歴史

 ゴルゴンゾーラはロンバルディア州とピエモンテ州をまたがる地域で生産されているイタリアの代表的なチーズのひとつ。フランスのロックフォール、イギリスのスティルトンチーズと共に『世界三大ブルーチーズ』に挙げられている。
 ※ミラノ近郊のゴルゴンゾーラが名前の由来だが、現在この地域では製造されていない。

ゴルゴンゾーラの特徴

 カードとアオカビを交互に重ねて作られたもので、内部には筋状のアオカビが走っており、特徴的な刺激臭がある。
 

 このチーズは大きく二種類に別けられ、青カビが多く辛味の強いものはピッカンテ (piccante, 「辛い」の意)、クリーミーでほんのりとミルクの甘味の残っているものがドルチェ (dolce, 「穏やか」の意)と呼ばれる。ピッカンテはそのまま食べることもあるが、リゾットに入れたり、ゴルゴンゾーラソースを作ってパスタにかけるなど料理に使われることが多い。長らくドルチェの人気が圧倒的であったが、最近では古典的なピッカンテの人気も急増している。